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2011.08.14 帰国しました
batian

灼熱の日本です。アフリカは涼しかったなぁ。バティアン敗北の顛末の前に、A.Kimuraさんの問いにお答えします。

疑問:最近の山ブーム(?)で、20~30代の初心者の方々を山にお連れする時があります。
北陸では白山や立山などが比較的簡単に入れる二千後半~三千m峰なんですが、
2500mあたりで軽い高山病の症状が出てしまう人もいて、その都度ルート・目的地変更をしています。
意外と体力に自信のあるスポーツマンの人だったり、仕事で(消防や海で)レスキューやってる人に症状が出たりして、本人たちは非常に落ち込んでる様子です。
その時の体調とかもあると思いますが、基本的には(急に体質を変えるのは)難しいと思うんです。
自分の知識や経験では、気のきいたフォローが出来ないのですが、なにか良いアドバイスがあれば、お聞きしたいんです・・。

回答:
これはとっても良い質問ですね。いつか書いたことがあるかと思いますが、日本の女性、特に高齢の女性は高所に強いというのが、登山界だけではなく、医学界でも注目を集めているそうです。ここでのポイントは女性ではなく、高齢というところです。たとえば若い消防士の方は体力にとっても自信がありますね。概ねその自信は日本ではゼロメートル地帯での体力の自信ですね。高所は特別の世界です。標高2-3000mの、登山界では高所と言えない高所でも、ゼロメートル地帯で生活しているほとんどの日本人には高所と言えないことはないですね。この話は、6000m峰や8000メートル峰でも言えてる話ですので参考にしてください。では若者と高齢者は何がちがうのか?簡単に言えば若者は体力があり、高齢者は体力がないってことです。特に瞬発力でしょうか。瞬発力は酸素を短期間に大量に消費しますね。消防士(瞬発力に自信がある人の総称)の方は特に筋肉が発達しているのでターボチャージしたような力を発揮します。大きな筋肉はちょっと動いただけでも脚だけでなく、腕を振れば腕や肩周りの筋肉にも酸素が必要です。それに若者と消防士のみなさんの筋肉と体力を見せたがる性質が加わるともうこれは高所登山には最悪の結果が待っています。そこにある酸素以上の酸素を消費しようとすると脳が酸欠になってしまいますね。これが高山病の始まりです。高齢者が高所に強いといわれるのは、酸素を使わない動きをゆっくりとしているからではないでしょうか。自分を見せようとすることもあまりありませんしね。消防士の方へのアドバイスは、1.最大酸素摂取能力を強化する 2.筋肉をつけすぎない 3.ゆっくりと行動する 4.かっこいいところを人に見せないようにする ではないでしょうか。高所登山では日本の高齢者に見習うべき点も多々あるように思います。女性はさらに持久力が男性より勝っていることが多いような気がします。

kimuraさん、こんなもんでいかがでしょうか?
再度言いますが、消防士=体力のある人
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